ゴム風船の留め具別滞空時間

ヘリウムガスを使って風船を浮かせる際、留め具によって浮遊時間の差があります。
(※あくまでも実験の結果であり、浮遊時間を保証するものではありません。 夏場・冬場など気温やガスの入れ具合により時間は大幅に前後します。)

留め具の種類 10インチ 11インチ
そのまま結んだ場合
(留め具なし)
9時間 10時間
糸付クリップ止め具 8時間 9.5時間
糸付ボール紙動物クリップ 7.5時間 9時間
糸付ワンタッチバルブ 7.5時間 8時間
リリース用紙クリップ 5時間 5時間

滞空時間ごとでみると、

  1. 糸付クリップ留め具
  2. 糸付ボール紙クリップ留め具
  3. 糸付ワンタッチバルブ留め具
  4. リリース用紙クリップ留め具

という順位になりました。

次にそれぞれのメリット・デメリットを見ていきたいと思います。


  • 糸付クリップ留め具

薄いプレート状の半透明のプラスチックの留め具です。ヘリウムガス注入後、風船の口を留め具の大きい穴に入れます。次にねじりながら先端の切れ目にはさみ込みます。口結びの必要はありせん。糸の長さは120cmです。
<メリット>軽い形状なので滞空時間も長い。価格も一番安い。
<デメリット>ガスを入れた後、指で風船の口を押えながらの作業となる。ガスが抜けないように注意が必要。

  • 糸付ボール紙クリップ留め具

持ち手はボール紙、糸は綿100%で出来ている為、飛ばした風船とともに土に還るエコロジークリップです。
<メリット>動物イラストで可愛い。留め具を切り離すと持ち手にもなり、小さな子供などにも配布しやすい。自然素材でバルーンリリースにも使える。
<デメリット>ガスを入れた後、指で風船の口を押えながらの作業となる。ガスが抜けないように注意が必要。

  • 糸付ワンタッチバルブ留め具

糸付、輪ゴム付。ガス逆流防止構造でヘリウムガス注入後、ノズルを抜くだけで自動的に風船口が閉まります。口結びの必要は全くありせん。糸の長さは140cm。
<メリット>「留める」という作業に全く手がかからない! ガス入れるだけでの簡単作業で手早く、多くの風船が作ることができます。
<デメリット>価格がやや高め。風船と留め具を別々で購入した場合には、風船に留め具を組み込む作業が必要となる。セットされたものを買うのがオススメ。

  • リリース用紙クリップ留め具

天然素材(麻・パルプ)を使用したエコな風船留め具です。大空へ飛ばすバルーンリリースにご利用頂けます。手持ち部分のボール紙は重りにはなりません。
<メリット>バルーンリリースに利用できる。持ち手があるので、小さな子供などにも配布しやすい。 留め方も比較的簡単。
<デメリット>価格が高め。案外重いので、滞空時間がかなり短くなる。


価格や、手間ひま、何人で作業できるのかなどを考えて、タイプを決められることをおすすめします!